2025/07/10 12:00

世界肝炎デーは、B型肝炎・C型肝炎を中心とした肝炎全般の世界的認識を高め、予防・検査・治療を促進することを目的とした国際記念日で、毎年7月28日に開催されているそうです。
C型慢性肝疾患患者、毎日のコーヒー摂取で肝機能改善?
日本での肝臓がんの主要な原因はC型肝炎ウイルス感染であり、肝臓がんの約80%をC型慢性肝疾患患者が占めています。血清中の「アラニン・アミノトランスフェラーゼ(ALT)値」が高い患者が肝臓がんを発症するリスクが高いと言われており、C型肝炎ウイルス感染者が肝臓がんの発症を予防するにはALT値をコントロールすることが重要です。
大阪市立大学が2013年12月に発表した研究によると、C型慢性肝疾患患者において、1日1杯以上のドリップコーヒー摂取は、その後1年間のALT値の安定化に有益な効果があることが示唆されたとのこと。カフェイン抜きやインスタントコーヒー、缶コーヒーでは効果は見られなかったそうなので、ドリップしたコーヒーを1日1杯以上飲むのが良いようですよ。
【参考】