コナコーヒーとマークハワイ

コナコーヒーの特徴

■コナコーヒーとは何?
コナコーヒーとは、ハワイ島(通称ピッグアイランの西側に位置するコナ地区で栽培収穫されたものをいいます。
ブルーマウンテン、キリマンジャロと並び、世界三大コーヒーと呼ばれるコーヒーの一つです。

■コナコーヒーはなぜ高い?
生産量は世界のコーヒー生産量の1%以下で希少価値が高く、本当にいい豆はとても手に入りづらいことでも有名です。
その希少性と品質の良さにより、高値で取引されています。

■ハワイコナはどんな味?
特徴は、少なめの苦みと柔らかな酸味、甘い香り、すっきり爽やかな味わい。
ホワイトハウスの公式晩餐会では必ずコナコーヒーが出されるそうです。

マークハワイの役割は、コーヒー生産者とコーヒー愛好家との橋渡し。
ハワイで大切に育てられたコナビーンズを活かしきり、最大限おいしく召し上がっていただけるように、ベストコンディションのコナコーヒーをお届けします。

特殊な気候が育むコナコーヒ一

コナ地区の標高は600m前後ですが、海洋性気候のため、中米における1200m程度のところと同等の気候。

平地に比ぺて涼しく、午後は曇ることが多いため、シェ一ドツリ一をあまり多く必要とはしません。

雨が少ない平地と対照的に、雨が多く降るという特徴もあります。

コナコーヒーはそんな高地の斜面で栽培されています。コナの海を見渡せる絶景の場所です。この気候と潮風が、独特のコクと香りのある深い味わいを育んでいるのです。

「農園ツアー」などとして見学を受け入れている農園もあるので、ハワイに行く機会があったら見学してみるのもいいかもしれませんね。

コナコーヒーの等級について

豆の等級は豆の大きさと欠点豆の含有度合いで決まります。

コーヒー豆は一般的にサイズが大きいほど完熟度が高く良い味になり、グレードの高い順「エクストラ・ファンシー」「ファンシー」「No.1」「セレクト」「プライム」の5等級に分類され「ハワイ・コナ」として販売が認可されている豆です。

これらの純度100%のものだけが「コナコーヒ一」、10%以上使用したものは「コナブレンド」として販売されています。

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《エクストラファンシー》
コーヒー豆のサイズ…19/64 以上
欠陥豆の割合※1ポンド(453gにつき)…10粒以下
特徴…最も大きく肉厚な最上級グレード

《ファンシー》
コーヒー豆のサイズ…18/64 以上
欠陥豆の割合※1ポンド(453gにつき)…16粒以下
特徴…2番目のグレードですがエクストラファンシーと同等に近い品質

《No.1》
コーヒー豆のサイズ…16/64 以上
欠陥豆の割合※1ポンド(453gにつき)…20粒以下
特徴…酸味がやや強くなってきます。某有名コーヒー店で使用している豆

《セレクト》
コーヒー豆のサイズ…特になし
欠陥豆の割合※1ポンド(453gにつき)…重さの5%
特徴…比較的新しいグレード。ナンバー1とプライムの中間ぐらいの品

《プライム》
コーヒー豆のサイズ…特になし
欠陥豆の割合※1ポンド(453gにつき)…重さの25%
特徴…コナコーヒーの中では最低グレード。世界的にみればトップクラス
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コーヒーとハワイ、コナコーヒーの歴史

世界各地で愛飲されるコーヒー。
人間とコーヒーの関わりには古い歴史があります。

昔々

コーヒーの原産地はエチオピアと言われています。
アフリカ・エチオピア高原(アビシニア高原とも)には古くからコーヒーの木(もちろん野生)が生育していたと考えられています。
エチオピア高原はコーヒーの生育に適した気候と土壌に恵まれていて、今も野生のコーヒーの木を見ることができます。

6世紀

古代アビシニア(現在のエチオピア)で、ヤギ飼いのカルディがコーヒーの実を発見したのがコーヒーと人類の初めての出会い、という伝説があります。

西暦900年頃

歴史上、コーヒーについての最も古い記録が書かれたのがこの頃。バグダッドで活躍した医師ラーゼスによるもので、コーヒーの効用について記述されています。
ラーゼスはコーヒーの薬効を熟知し、医療に利用。その詳細な臨床記録は史上初、「胃に効き目がある」と薬効を説いているとのこと。

1000年前後

イブン・シーナー(980〜1038)が、コーヒーの具体的な飲用法を記し、「正しく煎じた液はよく澄んで、胃に効果がある」と唱えました。
*イブン・シーナー:ラテン名Avicenna(アビセンナまたはアビケンナ)。中央アジア生まれのイスラム哲学者、医師。

13世紀

イエメンで、イスラム教徒のシーク・オマールがコーヒーの実を発見して薬として利用し始めたという伝説があります。

13世紀後半

この頃になって、豆を煎って煮出すようになったとされています。

14世紀

アラビアを中心としたイスラム教の寺院で、生豆を煮出して秘薬として利用。
コーヒー煎汁は「カーフワ」(Qahwa、もともとは「ワイン」を意味する言葉で、「眠りを妨げるもの」の意もあるとのこと)と呼ばれ、現在のイラクやエジプトなどにも広まったものの、イスラム教寺院において独占的に扱われ、一般に広まることはありませんでした。イスラム教の人はお酒が飲めないので、「ワイン」と同じ名で呼び、お酒に代わる貴重な飲み物としていたといわれています。

15世紀

イエメンのあたりでコーヒーの木が栽培され始めましたとされています。
水に豆を細かく砕いて入れたものを入れて火にかけ煮出すトルコ式の飲み方が誕生
15世紀のものと思われる煎り器やコーヒーポットが、トルコ、ペルシア、エジプトなどで発見されています。
アラビア周辺諸国、エジプト、ペルシア、トルコ、などでは、15世紀末から16世紀に至る頃には、焙煎の技法とコーヒーを煎って飲む風習が広がっていったと考えられています。
イスラム教徒たちはますますコーヒーに親しむようになり、寺院の周辺にはコーヒーの露店が立ち並ぶようにもなったそうです。

1825年
オアフ島の統治者ボギがリオ・デ・ジャネイロからコーヒーの木を持ち帰りました。後にコーヒ一栽培に最適な環境のコナ地方でコーヒ一栽培は大成功をおさめます。


1866年
作家マーク・トゥェインが著書の中でコナコーヒ一を絶賛。

1685年
日系移民たちがコーヒ一栽培を開始しました。

戟争や経済などの世界情勢の影響を受け、コーヒーの価格は急騰と急落を繰り返し、コナコーヒー栽培も衰退と繁栄を繰り返します。

紆余曲折をたどりながら、現在ではコーヒー愛好家の支持を受け需要も拡大。

その芳醇な香りと飲み口で人々を魅了し続けています。

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