2024/12/23 12:50

「赤ワインなどに含まれている『ポリフェノール』が体に良い」という話を聞いたことはありませんか?
実は、コーヒーにも含まれています。
ポリフェノールの一種、クロロゲン酸はおもにコーヒー豆やじゃがいも等にみられ、抗酸化作用をもつ上、脂肪の蓄積を抑えるといわれています。ですから、ダイエットの強い味方になるだけではなく、脂肪肝や糖尿病といった成人に多い疾患を予防できる効果を期待され、治療薬への応用研究が今も進められています。

一般的に、摂取エネルギーが消費エネルギーを上回ると、余分なエネルギーはグリコーゲンや中性脂肪に作り替えられ、身体に蓄積されます。また、糖質を多く摂ると、インスリンの分泌にも影響を及ぼし、糖尿病などを引き起こします。クロロゲン酸は、それらの原因となる糖新生を抑える働きがあると言われています。

しかし、あくまでも「予防」。クロロゲン酸を含む食物やサプリメントを積極的に摂る一方で、悪い生活習慣を避け、規則正しい生活を続けることが大切です。