2024/08/15 09:58

国立がん研究センターや東京大などの研究チームが公表した研究結果によると、コーヒーを1日に3〜4杯飲む人は、ほとんど飲まない人に比べて、心臓や脳血管、呼吸器の病気で死亡する危険性が4割ほど減るとのこと。

調査対象は、1990年代に10都府県に住んでいた40~69歳の約9万人。2011年まで追跡調査を行い、生活習慣と日本人の主な死因との関係を調べた研究で、コーヒーを1日に3〜4杯飲むと答えた人は、狭心症や心筋梗塞などの心臓病で死ぬ危険性が、「ほとんど飲まない」とした人に比べて36%低く、脳内出血や脳梗塞などの脳血管病は43%、肺炎などの呼吸器病は40%低かったという結果。

原因としては、コーヒーに含まれる血糖値や血圧を調整するクロロゲン酸や、血管の健康を保つカフェインの効果が考えられるとしています。

【参考】
国立がん研究センター「緑茶と死亡・死因別死亡、コーヒーと死亡・死因別死亡について」