コーヒーとハワイ、コナコーヒーの歴史
世界各地で愛飲されるコーヒー。
人間とコーヒーの関わりには古い歴史があります。
コーヒー、ハワイとコーヒー、コナコーヒーの歴史年表、少しずつ作っていきますのでぜひまたご覧ください。
昔々 | コーヒーの原産地はエチオピアと言われています。 アフリカ・エチオピア高原(アビシニア高原とも)には古くからコーヒーの木(もちろん野生)が生育していたと考えられています。 エチオピア高原はコーヒーの生育に適した気候と土壌に恵まれていて、今も野生のコーヒーの木を見ることができます。 |
6世紀 | 古代アビシニア(現在のエチオピア)で、ヤギ飼いのカルディがコーヒーの実を発見したのがコーヒーと人類の初めての出会い、という伝説があります。 |
西暦900年頃 | 歴史上、コーヒーについての最も古い記録が書かれたのがこの頃。バグダッドで活躍した医師ラーゼスによるもので、コーヒーの効用について記述されています。 ラーゼスはコーヒーの薬効を熟知し、医療に利用。その詳細な臨床記録は史上初、「胃に効き目がある」と薬効を説いているとのこと。 |
1000年前後 | イブン・シーナー(980〜1038)が、コーヒーの具体的な飲用法を記し、「正しく煎じた液はよく澄んで、胃に効果がある」と唱えました。 *イブン・シーナー:ラテン名Avicenna(アビセンナまたはアビケンナ)。中央アジア生まれのイスラム哲学者、医師。 |
13世紀 | イエメンで、イスラム教徒のシーク・オマールがコーヒーの実を発見して薬として利用し始めたという伝説があります。 |
13世紀後半 | この頃になって、豆を煎って煮出すようになったとされています。 |
14世紀 | アラビアを中心としたイスラム教の寺院で、生豆を煮出して秘薬として利用。 コーヒー煎汁は「カーフワ」(Qahwa、もともとは「ワイン」を意味する言葉で、「眠りを妨げるもの」の意もあるとのこと)と呼ばれ、現在のイラクやエジプトなどにも広まったものの、イスラム教寺院において独占的に扱われ、一般に広まることはありませんでした。イスラム教の人はお酒が飲めないので、「ワイン」と同じ名で呼び、お酒に代わる貴重な飲み物としていたといわれています。 |
15世紀 | イエメンのあたりでコーヒーの木が栽培され始めましたとされています。 水に豆を細かく砕いて入れたものを入れて火にかけ煮出すトルコ式の飲み方が誕生 15世紀のものと思われる煎り器やコーヒーポットが、トルコ、ペルシア、エジプトなどで発見されています。 アラビア周辺諸国、エジプト、ペルシア、トルコ、などでは、15世紀末から16世紀に至る頃には、焙煎の技法とコーヒーを煎って飲む風習が広がっていったと考えられています。 イスラム教徒たちはますますコーヒーに親しむようになり、寺院の周辺にはコーヒーの露店が立ち並ぶようにもなったそうです。 |